MonappyがShapeShiftを実装したのでLTCで入金してみた
8月18日、モナコインのウェブウォレット兼ポータルサイト「Monappy」さんが、モナコイン以外の通貨で入金できる機能としてShapeShiftを実装しました。
Monappyマイページの「受け取る」ボタンより、shapeshift入金が可能になりました。取引所などへ登録することなく、shapeshift対応通貨をMonacoinに両替してMonappyへ入金することが可能です!是非MONAユーザー以外もMonappyをご利用ください! pic.twitter.com/YkyB40icbY
— Monappy@monacoin (@_monappy_) 2017年8月18日
これにより、ビットコイン・イーサリアム・Monero・Zcash・ライトコインなどのメジャー通貨からCLAM・BAT・Lisk・RDD・VOX・NVCとか何とかに至るまでの40種類以上の通貨でのモナコイン両替入金が可能となりました。
最初は「うおー、すげーwww」と思ったのですが、よくよく考えてみたらShapeShiftって手数料がクソ高いんですよね。平気で10%とか取りますから。(理由は後述)
でもねぇ、、、最近Tipmonaの残高が減ってきたこともあり、「ここは試してみるしかない(イミフ」と思い立ち、手持ちのライトコイン(LTC)をMonappyに入金することにしました。
1. Monappyにログインし、マイページから「受け取る」を選択
2. 新しく出てきた「Pay with Altcoins >」ボタンをクリック
3. 別ウィンドウが立ち上がりますので、「Pay with:」のプルダウンで入金したい通貨を選択します
4. 今回はライトコイン(LTC)で入金したいので、画像赤枠で「Litecoin」を選択しますと、画像の左下に「Deposit Limit (入金限度額)」「Exchange Rate (交換レート)」「Deposit Minimum (入金下限額)」が表示されます。 続いて緑枠に入金したいモナコインの金額を入力、青枠の「Email for Receipt (optional)」にレシートを送ってほしいE-mailアドレスを入力し、「Submit」ボタンをクリック
5. ライトコイン(LTC)の金額と送り先のアドレスが表示されますので、そこに送金します。(ちなみにこのステップは10分以内が有効です) 今回はCoinomiウォレットから送金してみました。「Awaiting Deposit」「Awaiting Exchange」「Complete」の各手順が済むと、、、
6. 入力したE-mailアドレス宛にレシートキター!! もちろんトランザクションへのリンクもありますんね
7. うおぉぉぉん!! やっぱりモナコインは速いなw 今回は5~6分で入金!
ってことで、、、無事に10MONA入金しました。
ところで問題の手数料、どんだけ取られたの言うと、、、(以下、当時のレートです)
1MONA=48円、欲しいのは10MONA=480円
1LTC=46.5ドル、Shapeshiftから入金しろと言われた額=0.11011225LTC
ドル円レートは 108.9円/ドル
Shapeshiftへの入金額=557.59円
はあああああああああああああああっ!?
わかっていた、、、解ってはいたんだけど、
480円分のモナコインを買うのに558円分のライトコインを支払うだと、、、?
16%以上も取るのかよ!!!
しかしながら、そこはShapeShiftが取らざるを得ないリスクがあるからこそ、16%以上もの差額を取らざるを得ないのかもしれません。MONA/LTCの直接市場は今現在ありません。モナコインと他の暗号通貨を交換するためには、対ビットコインや対フィアット(法定通貨、つまりUSドル)の相場を転々とさせるか、需要を見こんで各通貨を抱え込むしかありません。しかしその間に価格が大きく変動すれば、ShapeShiftは損失を抱え込むリスクがあります。
おそらく、LTC-MONAの取引は LTC-BTC → BTC-MONA という取引を経てきたことかもしれません。
しかも当時モナコインは時価総額126位の暗号通貨です。変動率のリスクは格段に大きくなります。以下は取引前後のビットコイン/モナコインのチャート(国内)です。
今回はたまたまモナコインが動意付いた時に取引が発生しましたが、その取引の間でも10%近い変動が発生しています。MONA-BTC間でのこの変動が、もしLTC-BTC間でも発生していたら、ShapeShiftはたまったものではないでしょう。流動性が乏しい市場と市場間での取引を求めるなら、取引業者はそのリスクを担保せざるをえません。
結果的にShapeshiftを擁護する形になりましたが、オルトコイン―オルトコイン間の交換が取引所をまたぐ形になるのは、現時点でしょうがない事だと思います。さらに言えば、取引所への登録とKYC対応と取引所間での送金の手間と急激な相場変動リスク、そしてShapeShift利用とのバランスではないかと思います。
手間とリスクを自分で全部取るか、ShapeShift手数料を取るか。何とも微妙な感じがしますが、ShapeShiftは良く考えられているサービスだなぁ、とか何とか、、、(それに対応したMonappyさんは、もっとおもしろいw)
※暗号通貨、及び派生通貨・トークン類の売買・投資は全て原則自己責任です。本記事を根拠に売買・投資され、損失が発生したとしても責任は負いかねます。
※「これは違うだろ!」というご意見ございましたら、Twitterでご指摘下さい。お詫びにMonacoinを投げつけてやります。